「カズ・フラワーアレンジメントスクール」の講師であり主宰者のかわしまかずよによる
フラワーアレンジメントの作品集です。
角川書店「花時間」シリーズ「色と線で見せるパリの花、パリのブーケ」に、より多くの
作品が掲載されています。
ビビットな色の花をブーケに使う場合には、色の重さに気をつけ、花をアレンジする場所を決めたいもの。 配分を誤るとある場所だけが、重くなったり軽くなったりしてしまいます。 色を散らして、動きがでるようにするのがポイントです。
こんな色のバラを、ローランサンの絵のなかで見たことがなかったかしら。 そんなことを思いながら作ったブーケ。日本でバラのブーケというと、ワイヤリングなどしてかたちを作りますが、ここはパリ。 シンプルかつ大胆に束ねてみました。このような大輪の花を使うときは細かい点に気づかうよりも、ダイナミックに仕上げたほうが、 味のある作品になります
円と直線を組み合わせたブーケ。鋭い角度をもっているリビストニアの直線的な葉を後ろに配して、 そのセンター部分に、イングリッシュローズの円を組み合わせた、ダイナミックなブーケ。 葉をただ丸くまとめるのではなく、一部を花に絡ませ、変化をつけてみました。
そのなかに直線的要素をもっていないフサスグリ。 この花材で直線の美に挑戦するときには、写真のような細長いガラスの花器を使います。 フサスグリは水の中にひとりでに沈んでいきます。丸いコケや丸く詰めたハーブアレンジを低く添えて、フサスグリの器の高さを強調します。
ヤグルマギクの仲間、セントーレア(モンタナ)の一種いけ。 ヤゲルマギクのもつ花色の雰囲気が好きで、この種の花をよく使いますが、とくに気に入っているのは、茎と葉の優しげな表情。 このように1種類の花をいけるには、茎と葉の線を生かし、小細工をせず、自然のままに見せてあげると、アレンジが成功します。
